kujiraxo’s diary

日々の作業メモ。

登山用カメラ選び

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昨年の秋からヤマノススメというアニメにハマり登山を始めた。

登山の何が面白いって、恐らく邪道なんだろうけど、山頂の綺麗な景色でも登頂したときの達成感でもなく、装備を買い揃えて便利さを楽しむことなんだよね!RPGで例えると最初から最強装備でプレイしちゃう感じ。

おかげでかつてないほど散財した年になったけど…。

 

で、登山装備としては必須品ではないけど、カメラも買うことにした。最初は興味もなくてiPhone Xで撮っていたが、以下の点が不満だった。

  • 画角が足りない(目で見た広大感が表現できない)
  • よく見ると油絵のようなべったりした画像になる(特に山肌の木々。恐らくiPhoneが画像処理時に鮮明さを上げている代償?)

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木々が油絵のようにべたべた

というわけで、登山に適したカメラ選びをしたので、以下まとめ。

 


目次


 選定基準

登山用カメラを選ぶにあたり、以下を選定基準とした。

  • 被写体は稜線など風景がメイン。
  • 適切な広角レンズが選べること。
  • 撮った写真の閲覧環境は4KモニタかiPad Pro。
  • なるべく軽量でコンパクトであること。

被写体

登山中もしくは山頂での広大な景色を記録に残したいのがもともとの目的。そのため動体へのオートフォーカス性能は特に必要ない。後々はテント泊での星空撮影とかもしたいな。

広角レンズ

玄人っぽい人が言うには、カメラの性能は本体ではなくレンズで決まるとのこと!なので購入前から目的の広角レンズは狙いを定めておく。ミラーレスに参入したばかりのメーカーだとレンズの種類も少なそうだしね。

閲覧環境

写真の閲覧はPCの4KモニターかiPad Pro 10.5インチを想定。印刷はしないと思う…けど登山家みたいに壁に飾るのはちょっと憧れるな。
各モニタの解像度を確認すると、

  • 4Kモニタ:3840x2160(830万画素)
  • iPad Pro:2224x1668
  • iPhone X:2436x1125

カメラの最大画素数が4:3のアスペクト比だとすると(マイクロフォーサーズ)、最も多くの画像数を必要とする4Kモニタを4:3で換算すると、3840x2880=約1100万画素。同様に3:2だとすると(フルサイズ/APS-C)、3840x2560=約980万画素。この総画素数があれば4Kモニタでも劣化なく画像が見られる!

軽量でコンパクト

山に持っていけるものはザックの大きさ・体力の観点からも軽量小型が必須!一眼レフでなくミラーレスは当然として、センサーサイズは悩みどころだ。店頭で色々持ってみた感じ、本体とレンズ合わせて1kgは切りたいところ。

 

カメラの候補

色々調べてみた結果、カメラ(+レンズ)の候補としては下記となった。

  1. OLYMPUS OM-D E-M5 markⅡ(+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
  2. SONY α6000(+Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS
  3. Canon EOS kiss M(+EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM
  4. SONY RX100Ⅲ(+24-70mm F1.8-2.8)
比較項目 E-M5 markⅡ α6000 kiss M RX100Ⅲ
 センサーサイズ マイクロフォーサーズ APS-C  APS-C  1.0型

カメラ有効画素数

(記録画像サイズ)

1605万

(4608x3456)

約2430万

(6000x4000)

約2410万

(6000x4000)

約2010万

(5472x3648)

重量(本体のみ、電池等含む)

約469g 約344g 約390g

約290g

(レンズ含む)

選定結果!

結果、SONYのα6000(+E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)の標準セットをまず買ってみた。Amazonの中古で4万円!そしてすぐ売ることとなった!!
何故売ることとなったかと言うと、

  • 標準キットレンズの性能が悪く、画像端の結像が悪い
  • イメージセンサーが汚れまくりで、夜空など撮影するとゴミが写る

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画像中心に比べ画像右下の落ち葉など結像が悪い

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夕暮れに映る黒い斑点は画像上の毎回同じ場所に映る(レンズの汚れではない)

レンズはツァイスに買い替えれば改善するかもしれないが、イメージセンサーの汚れはいかんともし難い。ブロワーで吹いてもダメだし、メーカー修理に出すと5千円以上かかる上に直る保証もない。


ミラーレスの使い勝手はわかったから、いっそ丸ごと買い替えるか!ということで2台目を購入。OLYMPUS OM-D E-M5 markⅡ+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROである。α6000のときと違い、レンズが上位モデルなので画像端の結像もしっかりしていて、今のところは満足…というかカメラの腕自体がなさすぎて正当な評価が出来ないんだけどね。まずは初心者らしく練習あるのみです。

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しっかり結像、斑点汚れ無し!


ちなみに1台目のSONY α6000はカメラのキタムラで2万円で売れました。まずまずの値段で売れて良かった。

まとめ

登山用カメラの選定結果としては、ネットの評判を見ても無難なところに落ち着いたといったところだろう。
今後はカメラのパラメータを勉強して記事にしていくつもりです!
そしてフルサイズのSONY α7RⅢが追加で欲しい…(浮気性)